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沖縄の塩

沖縄の塩

日本の戦後の急成長、経済大国化に乗り遅れた沖縄は日本一の長寿県なのですが、沖縄の食べ物こそミネラルの宝庫といえるのですよ。それは、周辺が海に囲まれていて、土壌の中にもミネラルが豊富なのです。そして、そこで栽培される農産物にも当然ミネラルも多く含まれているのですよ。そして、食生活も昔と大きな変化はなくて、海の幸を多く食してミネラル充分の食生活をしているからなおですよ。

1997年の専売法改正以来、自然塩や天然塩の需要と供給は、加速する一方なのです。しかし、「自然塩」などに対する表示は曖昧で、それを規制する定義や法律は、残念ながらないのですよ。つまり、どんな製法でつくられた塩でも、自由に「自然」や「天然」の文字を掲げて、表現することができるのですよ。実際には、輸入した「天日塩」に苦汁(にがり)をほどよく添加して、再加工したものがほとんどであると言えるのですよ。海水からつくられる「自然塩」で心配なのは、その原料となる、海の汚染ですよね。

日本近海にも、見た目には美しい海がたくさんあるように思いがちなのですが、海流の影響もあって、ダイオキシンなどの汚染は、かなり深刻だと言えるのですよ。これは、東南アジアから中国にかけて使用(当然、日本国内も含む)されている、農薬等の物質が海に流れ込んで、それが海流に乗って日本近海に漂着してくるからなのですよ。油の流出やゴミの不法投棄なども、原因のひとつだと言われているのですよ。そして、これは、日本近海の問題のみならずに、世界的な環境問題として、今後の対策が課題となっているのだそうですよ。

そして、汚染物質は、一般の食塩(イオン交換膜法)ならともかく、海水を原料とした「自然塩」表示の塩などには、例外なく付着、混入しているものと考えなければなりませんよ。「自然塩」とは、自然に近くなるほど、海洋汚染に密接になると言うことを念頭に置いておいてくださいね。そして、最近、「塩分」を毛嫌いする人がたくさんいるのですが、本来、人間には塩分が必要なんですよ。お母さんのおなかの中にいる赤ちゃんを包む羊水のミネラル組成は海水に近くて、体液自体も海水の成分に近いのだそうですよ。生命は海から生まれたといわれているのですが、生命体には水と適切な塩分が大切ということなんですよ。

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