
古代ローマでは、兵士の給料は塩で支給されていたのだそうです。給料を意味するサラリー(salary)は塩(sal)に由来しているのです。サラダ(salad)も本来塩による味付けを意味しているのですが、後に野菜を生食する意味に変化したのですよ。そして、日本神道では、塩を穢れを祓い清める力を持つとみなされているのです。そのため祭壇に塩を供えたり、神道行事で使う風習があるのです。また、日本においては死を穢れの一種とみなす土着信仰があるのですよ。
そのため葬儀後、塩を使って身を清める風習があるのです。これは仏教式の葬儀でも広く行われているのですが、仏教での死は穢れではないとして葬儀後の清めの塩を使わない仏教宗派もあるのだそうですよ。さらに、相撲においては、取組み前に塩を使って土俵を清めるのです。これは、神道思想に基づくものなのですが、同時に塩による殺菌効果があるのですよ。そして、盛り塩の習慣もあるのですよ。
日本国内で飲食店など第三次産業の店舗入り口に塩を盛り付けておく慣習のことなのです。客を集める縁起担ぎの意味もあるんですよ。由来は秦の始皇帝の故事にあるのです。始皇帝は、阿房宮に美女を多数住まわせていて、牛車に乗って阿房宮を巡り、牛が立ち止まったところで宿泊することにしていたのです。あるとき数日続けて、同じ場所で牛が足を止めることがあった。その理由は、その場所に住んでいる女が、塩を盛り付けて置いたためであって、牛は塩を舐めるためにそこに立ち止まったということなのです。
そして、塩の摂取量と目安なのですが、血液をはじめとする多くの体液も、実は塩分が主成分なんですよ。もし塩分が存在しなければ心臓も停止して、人類はその生命活動を維持できなくなるのですよ。しかしこの『塩』、取り過ぎも取らな過ぎも危険なのです。・成人の塩分量は、一日の最低必要量=1.3グラム。・一日の塩分摂取量=10グラム以下で、健康な人で1日10グラム以下、計量スプーンで小さじ2杯までが理想なのだそうですよ。
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外国から輸入の天日塩とうたっている食品もあるのですが、その多くはメキシコやオーストラリア産なのだそ・・・・