
海水から製塩するには、直接海水を煮詰めて食塩を得るより、一度、塩分濃度の高い塩水を作ってから煮詰めたほうが効率が良いのだそうですよ。この濃い塩水を「鹹(かん)水」と言います。そして、この作業を「採鹹(さいかん)」、また煮詰める作業を「煎熬(せんごう)」というのです。専売制開始(1905年)当時はタバコや、樟脳とともに財源確保の目的の強い専売品であったのですが、第一次世界大戦期のインフレなどによって、財源確保の意味合いは薄れて、国内自給確保の公益目的の専売制度に大正末期より変化していったのです。
当時より自給率の低かった日本は需要の多くを輸入もしくは移入に頼っていたために、第二次世界大戦時には塩の輸入のストップから需要が急激に逼迫して、公益専売制度についても機能不全に陥り、1944年より自家製塩制度を認めることとなったのです。この自家製塩制度については直煮法など原始的な製造法が大きく、品質も不純物の多いものが多かったのだそうです。(制度としては1949年まで続く)その後、万葉時代頃から、揚浜式塩田などの塩田法による製塩に移行していったのです。
揚浜式製塩法は入浜式製塩法、流下式製塩法(枝条架(しじょうか)式)、イオン交換膜製塩法へと変化していったのです。1960年代までは、日本でも塩田による生産が岡山県や香川県などの瀬戸内海沿いの地方で行われていたのですが、1970年代には工場生産に移行されたそうなのです。その後、1985年に、日本専売公社が民営化(日本たばこ産業に移行)することになって、塩の販売も専売制から徐々に自由に販売できるようになってきたのです。
1997年4月には塩の専売制が廃止(塩事業法に移行)されて、日本たばこ産業の塩事業は財団法人塩事業センターに移管されたのです。塩事業法の経過措置が終了した2002年4月には、塩の販売は自由化されたのです。そして、塩の製造や、販売等を行う場合には、財務省への届出等が必要なのです。
塩Naviは、体に良い塩に関する情報サイトです。
戦後復興などによる工業用塩の需要増などから輸入を再開して、国内製塩事業による自給確保と安価な塩の全・・・・